広島大学病院 形成外科・
国際リンパ浮腫治療センター

医学生の方へ

広島大学医学部のみなさんへ

 現在の広島大学のカリキュラムでは,形成外科の講義は6年間で1回のみ,学生実習も2日半しかなく,全国他大学に比べて広島大学の卒業生は形成外科に関して知る機会が少ない状態です。
 その影響もあるのか,広島県の規模にして,形成外科医の数(人口当たり)は全国平均に届いていません。形成外科医に会ったことが無い,という先輩や,形成外科の看板を見たこともない,という人も多いでしょう。
 確かに国家試験などに出題される分野はほとんどありませんし,「形成外科」という名前からは,何をやっている科なのか想像がつきにくいと思います。
実際20年以上形成外科医をやっている私たちも,やっている内容を一言で言い表すことは難しいです。
 ただ2018年から19基本診療領域の一つとして形成外科は独立し,広島県以上に形成外科医が普及している都道府県の方が全国的には多いのです。

もし形成外科に少しでも興味をお持ちでしたら,文末のリンクをご参照下さい。
 また,臨床実習も2日半しか無いため,折角形成外科の実習に来ても,手術日が休日などで手術を見学出来なかった,という場合もあると思います。
 6年生に臨床実習Ⅱで形成外科を選択していただくか,卒業後に研修で来ていただければ,形成外科についてもう少し深く学ぶことが出来るでしょう。

「形成外科」について調べたい方へ

日本形成外科学会ホームページ

あんたぁ,形成外科の事をよう分かっとるのう!
~広島大学 形成外科ポリクリ学生さんの感想文から見えてくること~

 広島大学の形成外科臨床実習(ポリクリ)では,手術や外来見学,課題図書の感想文やレポート,ビデオやスライドによる座学や講義,時には縫合練習などを行っています。十分なスタッフ数が確保できないことも多く,大変申し訳ないのですが週によって変則的です。
 実習が終わって,提出されたレポートを毎週読んで採点をするのですが,時々「おっ,これは!?」という,なかなかするどい感想を書いてくれる熱心な学生さんがおられます。短い期間に形成外科についてよく勉強してくれたな~,と嬉しくなります(何かのコピペでないことを祈りますが・・・)。そんな感想文の内容を,ぼちぼち紹介していきます。

 ちなみに,広島大学形成外科の学生実習「課題図書」は,これです。
「ブラック・ジャックになりたくて 形成外科医26の物語」
岩平佳子著NHK出版 生活人新書(※絶版)

 形成外科にご興味のある方は,是非!小難しい専門書よりも,学生さんたちに形成外科医の想いが伝わるエッセイ集です。
 自分自身は,形成外科駆け出しの頃に偶然この本を読み,随分と勇気づけられたのを思い出します。ちなみに,数年前ですが著者の岩平先生が広島にご講演に来られた際にお話ししたところ,後日直々に数冊を御寄付いただき,感謝感激でした。

形成外科ポリクリ学生さんの感想文から
見えてくること・・・その7

■『形成外科がどんなことをしている科なのかを知ったのは、3年生の形成外科の授業時だったと思います。それまでは、恥ずかしながら、科の名前すら碌に聞いたことがありませんでした。私の記憶している限りでは、膨大な授業数の中で形成外科の授業はたったの1コマだったと思いますが、私の中ではパンチのきいた1コマでした。火傷で皮膚がなくなった部分に別の部位の皮膚をメッシュ状にして移植したり、バラバラになった指や四肢をつないだり、エクスパンダーを用いて皮膚を拡張させたり・・・とにかく画像としてとてもインパクトが強かったです。大体の外科は、悪いものを除去することで治療するイメージなのですが、作り直すことで治療する形成外科は私の中で特異な存在の科でした。将来外科系に進むのならば、形成外科は一考の余地のある科だと感じました。』(2017年12班 Y.K.さん)

■『乳房再建術を見学して、ただ単に欠損部位を補うという目的ではなく、左右の対称性や,実際の生活でどのような形が自然で違和感を最小限に抑えることができるか,に重点を置いているということを強く実感した。患者自身の目にもよく見える部位であるために、治療方針の決定には患者本人の意思や,生活習慣が強く関係していると理解した。・・・・これまで形成外科については3年次の1回の講義での知識しかなく、漠然と乳房再建や皮膚の綺麗な縫合を行う科、という認識であったが、今回のポリクリで以前よりも深い認識ができるようになったと感じている。』(2017年31班 I.K.さん)

■『形成外科の手術の到達点は、ただ治すだけでなく、その外見も含まれます。外見上の傷を「限りなくゼロ」に近づけるべく、とても細い糸で細かく縫っていくというのは、他科にはない情熱を感じました。・・・・医療が人を治療するだけでなく、その結果その人の人生に関与しているのだということが良く分かる科だと思いました。』(2017年26班 K.S.さん)

■『全ての外科に共通して有用な手技(創傷外科やマイクロサージャリー)を形成外科は持つため、協力して外科手術を行うことが最近の手術ではよくみられる点で、ほとんどすべての外科系各科と共同的関係にあり、スペシャリティの面でもチーム医療の面でも今日の医療に求められているものに応えていっている科という印象を覚えた。・・・器質的疾患のみならず、精神的な部分にまでも範囲が及ぶ形成外科はこれからの医療で重要な位置にあると思う。このようなことから、日本専門医機構が認定した基本領域診療19科のなかで形成外科が最も時代の様々なニーズに則した科であるように感じた。』
(2020年20班 U.Y.くん)

■『遊離皮弁による乳房再建と、リンパ管静脈吻合を見学しました。今回の実習で感じたのは、形成外科で扱う手術には大掛かりなもの、集中力の持続が必要なものも含まれており、形成外科はかなり体力勝負な科だということです。そして、体力勝負でありながらも、細かい縫合が多く、繊細な作業が出来る必要があり、かつ見える範囲を担当するため、センスも必要という、形成外科医になることのハードルの高さを感じました。形成外科の先生方は凄いな、というのが建前でない、素直な感想でした。』(2020年17班 I.S.さん)

■『今回の臨床実習で、自分が形成外科について全くの無知であったということに気づいた。そもそも外科に分類されているものだと思っていたので、基本診療科19科のうちの一つを占めるほどのものだとすら知らなかった。』
(2020年17班 T.N.くん)

■『遊離皮弁による乳房再建と、リンパ管静脈吻合を見学しました。今回の実習で感じたのは、形成外科で扱う手術には大掛かりなもの、集中力の持続が必要なものも含まれており、形成外科はかなり体力勝負な科だということです。そして、体力勝負でありながらも、細かい縫合が多く、繊細な作業が出来る必要があり、かつ見える範囲を担当するため、センスも必要という、形成外科医になることのハードルの高さを感じました。形成外科の先生方は凄いな、というのが建前でない、素直な感想でした。』(2020年17班 I.S.さん)

■『形成外科とは治療の焦点を疾患や病変より、一個人としての患者に当てていると感じた。大学病院という広島の基幹病院で臨床実習を行っていると、患者は疾患という問題を持った人であり、座学で学んだ通りの治療を行うことで問題を解決するという様に認識してしまう。私たちの普段の実習では、性別や生活背景などの個人の特質を除外し、一度患者を一般化した上で疾患や病変をあらかじめ決まっている基準に照らして治療するのがオーソドックスである。しかし、形成外科は一個人としての患者に焦点を当てることが重要であると思う。私は特に乳房再建で特にこの思いを感じた。』(2017年18班 Y.K.さん)

■『(岩平先生の「ブラック・ジャックになりたくて 形成外科医26の物語」を読んで)この本を読んで、最初に気づいたことはこの本ではどのような疾患や症例だったかではなく、患者さんとの会話などを描き、どのような人物を治療したかということに重きを置いて表現していることだ。これには筆者の医療とはどういうものか、という考え方が現れていると思う。医療が対象にしているのは病気ではなく、身体的、精神的、社会的問題を併せ持った人そのものであるという筆者の考え方である。僕自身、大学に入って医学を学ぶまではほとんど意識してなかったことであるが、この考え方はたとえどの科の医師になったとしても忘れてはならないことであり、その医療のいわば本質を体現しているのが形成外科という科だと思った。』
(2016年29班 Y.S.くん)

■『(岩平先生の「ブラック・ジャックになりたくて 形成外科医26の物語」)この本を読み、形成外科に対する印象が少し変わった。以前までは形成外科がやっていることはよく分からなかった。形成外科は美容外科のイメージが強かった。それ以外は何をやっているかは余り知らなかった。この本を読んで分かったことは、形成外科では体の表面の変形などに対して、機能や形態を正常化することを目的としているようだと言うことだ。形成外科は、単に傷あとを奇麗にしたり、美容をするだけの診療科ではないのだと思った。』(2017年26班 M.Y.くん)

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形成外科ポリクリ学生さんの感想文から
見えてくること・・・その6

■『他の科の疾患は治療が上手くいったかどうかは検査値として数値化されたものを見ればいいが、形成外科の治療は患者さんの主観で決まることもあり、患者さんの要望を上手くイメージできるかが重要だと思った。』(2016年5班 F.A.くん)

■『形成外科での仕事は、他のどの科よりもただ単に病気・創傷を治療するだけではなくて,患者さんの心に存在するしこりのようなものも一緒に取り除き、今後の人生をより良いものに導くものであると感じた。』(2020年16班 E.K.さん)

■『私も漫画「ブラック・ジャック」を読んで医師という仕事を想像していたのだが、苦労して医学部に入り、医師という職業もだんだん身近に感じできて、まだ実感が湧かないものの、自分も順調に行けばあと2年でその医師となる身となった。今の身分から医師を見ると、その専門性の高さは、やはり子供の時に想像していたものとは全く違うものだ。例えば消化器外科と一口に言っても、各臓器に専門家がいる。整形外科の「下肢」でも股関節、膝、足と分類されていることも臨床実習を通じて知ったことだ。各分野にそれぞれ専門の医師がいるのは効率がいいと考えるが、それで余計に全身をフォローできる形成外科を魅力的に感じた。』(2017年18班 I.H.くん)

■『形成外科の技術によって、病気になる前と大きく変わらない生活が出来るようになったり、変わったとしても負担の少ない生き方のサポートが出来たりすれば、それこそが患者を治して、真に患者の人生を救ったと言えるであろう。また、病気や事故で、体の機能や外見が変わってしまったとしても、形成外科で何かしらなすすべがあるというのは、患者にとって大いに救いであり、救いとなるに違いない。』
(2020年13班 Y.N.さん)

■『(岩平先生の「ブラック・ジャックになりたくて 形成外科医26の物語」)乳房再建の話では、いくつになっても女性としての美を追求する患者さんの権利とそれを全力でサポートする形成外科医の様子が、単に病気を治すだけにとどまらない治療としての美しさを感じました。実際、私の母も乳がんを患い、片方の胸がありません。今でこそ吹っ切れていますが、はじめは、毎年家族で行っていた温泉旅行も渋っていました。再建はしていませんが、日常のファッションや旅行などの楽しみが減ってしまうほどに、女性にとって胸は大切なものであるのだと、幼心に思った記憶があります。男性や、価値観の違う人からしたら、「贅沢」ともとらえられるかもしれないし、命にかかわるものでもない。けれど女としての命をあきらめたくないという患者さんの心の叫びを、胸という形として実現できることは、とても素晴らしいことであると感じました。』
(2020年16班 T.N.さん)

■『(この本を読み)、形成外科医としての生き方の例の一部を垣間見ただけだが、多くの人や人生を知り、関わったような感覚になれる本だった。医師として患者へ向き合うということは、その人の人生と向き合うことに近いということを学び、自分自身もそれを理解し今後に生かしていこうと思った。』(2016年13班 S.T.くん)

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形成外科ポリクリ学生さんの感想文から
見えてくること・・・その5

■『医師の仕事とは、単に”命を救う”だけで良いのだろうか。根治治療は、たしかに生命に直接関わる部分であるが、根治治療が成功したとしても、その後の人生のQOLに大きく響く問題があっては、命こそあれ患者にとって生きやすい人生ではない可能性がある。例えば生活の質が大幅に落ちたり、人の助けが必要であったりする場合は非常に多く、その場合には患者の自立した豊かな生活が維持されない。それでも命だけが救われればいいのかというと、そうは思えない。やはり患者がよりよく生きていくためのサポートは医療側でできる限りするべきだと考える。』(2020年13班 Y.N.さん)

■『形成外科は日本では遅れている分野であり、形成外科という科に対する世間の理解が未だ浅いということが分かった。これは他ならぬ私もその一人で、形成外科という科のイメージがはっきりしないままこの臨床実習を迎えた。しかしこの度、実習やこの本を通じて、形成外科が実際にどういう内容の仕事をしているのか、患者とどのように関わっているのか等を知ることが出来た。また、教授も仰っていたが、形成外科は様々な科との横のつながりがある、ということで、非常に重要な役割を担っていることが分かった。』(2016年5班 I.K.くん)

■『実習でマイクロサージャリーを見学し、繊細な手技に感動した。使用する針や糸は大変小さく、それらを器用に淡々と扱っている執刀医の姿がとてもかっこよく感じたのを覚えている。今回のポリクリでは、形成外科という診療科について理解を深めることが出来た。今後、ポリクリで他の診療科を周ってたくさんの手術を見学していくが、そこで今回理解を深めた知識が生かせるようにつなげていきたいと思う。』
(2020年17班 M.Y.さん)

■『(岩平佳子先生の「ブラック・ジャックになりたくて 形成外科医26の物語」を読んで)形成外科医の仕事は、悪い部分を治すのではなく、患者の希望を叶えることだと分かった。そこに著者が想いを注ぐ理由があるのではないかと思う。仕事に愛情をもって自分から学ぼうとする姿勢が大切だと感じた。』(2020年13班 K.N.くん)

■『(岩平佳子先生の「ブラック・ジャックになりたくて 形成外科医26の物語」を読んで)形成外科という診療科は何をする科なのかと考えたとき、眼科は目、整形外科は骨や筋肉、小児科は子供というように自分の中で一言ではうまくまとめられませんでした。この本を読んでみて形成外科は多くの診療科をオーバーラップしていて何か一つの領域を扱う診療科ではないことを学びました。・・・・医療の現場では患者の治療ばかりに目が行きがちで実際私もそうでしたが、このように医師にとっても成長となる場であることを学びました。形成外科医がどのような疾患に関わっているのか学ぶことが出来ましたし、現場だからこそその患者の悩みや葛藤、喜びなど病気を持った人の気持ちを知ることが出来ました。最後に、このような本を読む機会を下さりありがとうございました。』
(2016年11班 H.S.くん)

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形成外科ポリクリ学生さんの感想文から
見えてくること・・・その4

■『ある患者のために唯一の手術計画を考えるということが、形成外科の魅力であると感じた。』(2018年8班 O.R.さん)

■『(岩平佳子先生の「ブラック・ジャックになりたくて 形成外科医26の物語」を読んで)形成外科医の先生がどのような仕事をしているかを知ることが出来たと同時に、患者さんと良好なコミュニケーションをとり、少しでも患者さんの気持ちを汲み取れる医師を目指したいと改めて感じました。』
(2020年10班 F.Y.さん)

■『(この本を読んで)乳がんにより乳房切除を受けたなら、医学的にみれば治療は終了しています。しかし、患者さんにはこれだけでは元の生活水準まで戻ったとは言えず、時に苦しみを伴います。そんな患者さんを救うのが形成外科医です。本を読んだおかげで、実習期間ではとても知ることの出来なかった数々のエピソードを知ることが出来ました。他の診療科と毛色は異なりますが、形成外科は、より患者さんの心情に寄り添った科だと重いました。』(2016年11班 H.K.くん)

■『患者さんの気持ちは十人十色である。自分の価値観で物事を判断せず、患者さんを最大限まで尊重していかなければならないと考えさせられた。またそれこそが形成外科のプロフェッショナリズムなのではないだろうか。』
(2020年19班 N.Y.くん)

■『形成外科の行う医療は、病気だけなくその患者の生活やバックグラウンドを考えて施行されるものであると知り、そのことが患者のその後のQOLに直結すると知ることが出来た。これまで命を救うことが全てと思っていた自分にとって、この実習は新しい発見の連続だった。命だけでなく、その後の生活まで考えることが出来る医師になりたいと思った。』
(2016年8班 H.K.くん)

■『僕の中で、形成外科は美容のイメージが強く、再建外科としてのイメージはあまりなく、乳房の再建は乳腺外科がしたり、皮膚の移植は皮膚科がしたり、耳の再建は耳鼻科がしたりするものだと思っていたが、すべて形成外科の範囲だったことに驚いた。』(2016年5班 F.A.くん)

■『実習を通じて、形成外科とはどのような科であるのか、どんなことをしているのかといったことが少し理解できたと思いました。眼科なら目を、耳鼻科なら耳を診察するし、内科や外科も、循環器、消化器などに細分化される中にあって、形成外科医は全身の各所を診察し、いろんな科とオーバーラップして患者の診療に当たっていることを知り、各科の穴を埋めるような重要な役割を担っていると感じました。』
(2016年8班 O.M.くん)

■『小耳症や多合趾症、巨大色素性母斑などの先天異常の子供は、生まれながらにして他の子どもたちと違っていることで親や患者さん本人は様々な場面で嫌な思いを経験する。生きるのに支障がないのであれば、別に良いではないかという考えもあるかもしれない。しかし、生活の中で経験する嫌な思いは、その患者さんの人生の満足度に大きく影響すると思う。そこをケアすることが出来るのが形成外科医だと改めて実感した。普段イメージしている医師とは、命を救う・病気を治す者だが、他にも人生を豊かにするサポートをする大切な役割もあると感じた。』(2016年13班 S.K.くん)

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形成外科ポリクリ学生さんの感想文から
見えてくること・・・その3

■『生死には関わらない、他人から見たら大したことない傷でも、本人にとっては大きなコンプレックスや障害になりえ、その後の人生に大きな影響を及ぼすことも多くあります。そうした患者さんの思いに誠実に向き合い、人生をより良いものにする手助けをするという点に、形成外科ならではのやりがいがあるのだろうと感じました。
 実習の3日間形成外科について学び、形成外科の奥深さの一端を知るとともに、失ってしまったものを新たに作り出すという創造性に、他の科に無い魅力を感じました。また、医療とは疾患の治療に限るものではないということを知り、医学生として視野が広がりました。短い期間でしたが、自分にとって大変密度の濃い実習でした。』(2016年8班 A.A.さん)

■『形成外科は他の診療科に比較して、術後に患者が持つ満足度に大きく評価が関わる科である。そしてその点が難しく、またやりがいももたらすのではないかと推測する。
 思えばすべての診療科においてこの患者の満足度という観点は、もっと重視されるべきであると思う。・・・医療はサービス業の側面を持つ以上、病気を治すだけでなく、毎日が楽しく過ごせるようにすることを目標とすべきではないか、と若輩者ながら感じた。』(2016年13班 T.Y.くん)

■『実習中に微笑血管吻合などのマイクロサージャリーに特に興味を持ちました。・・・もし自分がマイクロサージェリーを自身のスキルとして身に着けることができたならば、その高いレベルの技術を用いることで、形成だけでなく幅広い科にまたがって活躍できる医師として、AIの発達が目覚ましい医学分野において自身の役目を果たし続けることが出来るだろうと思います。』(2019年14班 U.W.くん)
(※微笑血管吻合とは,「微小血管吻合」のことと思われます)

■『(岩平先生の「ブラック・ジャックになりたくて 形成外科医26の物語」を読んで)形成外科医として出会った症例についてのエピソードもたくさん語られており、本当にいろいろな患者と向かい合ってきたことが分かると同時に、それはつまり全身多種多様な疾患を相手にできる形成外科の特徴故であると思えた。
 たくさんの患者の話を聞き、それぞれの患者の悩みの原因を自らの手で治すことができる形成外科は、とてもやりがいのある仕事だと感じた。正直、今まで形成外科は具体的に何をしているのか、イメージしづらいところがあった。しかし、この作品を読み、岩平先生の経験、仕事内容について知ることで、具体的な部分が少し見えてきたように思う。』(2016年1班 T.M.さん)

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形成外科ポリクリ学生さんの感想文から
見えてくること・・・その2

■『形成外科とは目に見えるものを変えるだけではなく、患者の心まで変える科であり、さらには人生まで変えてしまうような大きな役割を持っていると思いました。』(2020年10班 Y.H.さん)

■『・・・一概に患者に携わるといっても、その年齢層は乳幼児から高齢者まで幅広い。そこに形成外科の醍醐味を感じた。ある意味で特定の領域を持たないことで対象となる疾患も多岐に渡り、内科、外科を問わず、このような科は他に無いように思う。』(2018年26班 H.K.くん)

■『特定の臓器ではなく、体表全体を診ることができ、外傷などの緊急の症例も、癌や先天異常などの緊急を要しない症例にも対応できることが形成外科の面白いところだと感じた。』(2018年26班 N.S.さん)

■『患者さんが病気や怪我で失った自身の見た目を取り戻そうとする行為は、思い通りに取り戻せたとしても取り戻せなかったとしても、私は素敵なことだと考えています。取り戻すチャンスを提供できる形成外科に、自分の経験と重ねて感謝もしていますし、直接命にかかわらないけれど患者さんが自信をもって生きていけるように支えることが出来る大切な科だと改めて感じました。自分が医師を目指すきっかけになった科でもあるので興味のある科です。』(2018年16班 S.K.さん)

■『乳房再建の手術を2件見学した・・・・素人で且つ男性の私からしたら、その作業は一見、こだわりすぎなのではないかと感じたのは確かだが、手術が終わった後に再建した乳房を見ると、見た目では健常者のものと変わりがなく、入念に確認した意味が実感できた。・・・こういった丁寧さが患者のQOLを乳房再建以前のそれに大きく近づけていると感じた。』
(2018年16班 T.I.さん)

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形成外科ポリクリ学生さんの感想文から
見えてくること・・・その1

■『形成外科の仕事は「マイナスをゼロにする」ことを目標とするものであると感じた。ゼロというのはいわゆる「普通」という意味で、その基準は患者個人にゆだねられる。患者さんの生活がよくなることを願って行われる手術は、患者さんの心を前向きにし、ゼロ以上、プラスにも傾けてくれるものなのかもしれない。』(2018年8班 N.H.さん)

■『世の中には何もしなくても命には関わらないけど日常生活、社会生活を営む上で障害となることを抱えて苦しむ方がいらっしゃって、そのような方を形成外科的なアプローチで生活の質を改善できる例がこれほどあるとは思っていませんでした。』(2018年5班 K.I.くん)

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